2011年3月アーカイブ

帰れるのか?(2)

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「アレック!!やい、起きろ!

何、のびてやがるんだ!森のみんなが待ってるんだ。

早く扉を出して、俺たちの森へ帰ろうぜ!なぁ〜、おい!しっかりしろよ。」と、

ジャンゴジャンゴが、たたみかけますがアレックは完全にのびていました。

ミルザムの亡霊が身体を支配している時は、アレックの体力は予想以上に消耗すらしく

しばらくは、起きる事ができません。

「駄目だ、コイツ。完全にのびてやがる。

なぁ、くまうし。俺たちの森は、まだあるのかなぁ・・・」と、ジャンゴジャンゴは

ぼそりとつぶやきました。

「あるさ!きっとある。あるに決まってる。

今頃、アルタイルが必死に守ってるよ。」と、くまうしが言います。

「そうだな。あのアルタイルが簡単に負ける訳がないよなぁ。

俺たちが信じなくてどうするんだってなぁ!いけねーなぁ、つい弱気になっちまった。」と、

気を取り直すとそれまでのびていたアレックが、目を覚ましそうですよ。

帰れるのか?

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くまうしが言った事は、本当でしょうか。

ジャンゴジャンゴは、つかさずアレックに尋ねます。

「やい!アレック。なに、ボ〜ッとしてやがる。その笛で帰れるって本当なのか。」と、ジャンゴジャンゴ。

「今は、何を言っても無駄だよ。ミルザムがさっきまで身体を使っていたから、

アレックの意識は、もうろうとしてるんだ。

もう少し待とうよ。」と、くまうしが言うとジャンゴジャンゴは

「何、言ってやがる。もう待てねーっ。今頃、珍獣の森だって雪が舞ってる時期だ。

当然食料だって乏しくなってる。そんな中、これ以上もたもたしてると

あのお面の連中に森を食い尽くされてしまうんだ。

おいら達が、ここでのんびりしてる間に森は、跡形もなくなくなっちまうんだ!

急いで何が悪い」と、言いました。

バードホイッスル

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くまうしは、アレックの胸元を見ました。

「ああ〜っ。これですね。アレックのバードホイッスル!!

確かにこれは、森へつなぐ扉を開く笛です。これをつかえば、カンタに扉は開きます。」と、くまうし。

それを聞いていたジャンゴジャンゴは、思わず怒り出しました。

「やい、くまうし!!それは、本当なのか。

おいらたちこんな苦労しなくともここまで来れたってことか。」と、尋ねたのです。

「ジャンゴジャンゴ、そうじゃないんだ。

トンネルは、ここまで来ないと開かないんだ。笛をもつものがここまでこないとね。」と、くまうし。

「どう言う事だ!」と、ジャンゴジャンゴ。

「つまり、アレックが苦難を乗り越えてたどり着かなければ、扉は開かないないんだ。

ここまで来た。と、言う証しが必要なんだ。」と、くまうし。

「じゃぁ〜、カンタンでもねーな。」と、ジャンゴジャンゴ。

「でもね、ジャンゴジャンゴ。帰りは、カンタンなんだ。扉を使えばいいのさ。」

トンネル(4)

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どうやらビックヘッドの長老の話しは、本当のようで

シリウスの慌てぶり見て彼らには、想像がついたようでした。

偉大なる長もやっぱり1匹の親なのです。

みんなが納得したところでくまうしが、話しを切り出し

「で、どうしたらいいです。

トンネルが壊れているわけですから、また海を渡るんですか。」と、尋ねました。

するとビックヘッドの長老は、「トンネルは、もう一つあるじゃろう・・・・」と、言ったのです。

そして、長老が見ている視線は、アレックの胸元を見ていました。

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