2010年8月アーカイブ

161.jpg「アレック! これなら乗れるんじゃない」と、くまうし。

「乗れるかな」と、アレック。

「乗れるぜ! これ。でも、海までどうやって運ぶんだい」と、ジャンゴジャンゴ。

「海が、満潮ときに坂を一気に滑りおりるんだ。そして、これに乗って海にでる!!」と、自信満々のアレック。

「でも、海を歩くって言ってませんでした?」と、北キツネのジョー。

「ここを渡ろうーってか! いったいどうするつもりだい」と、ジャンゴジャンゴ。

「うん! まずは、水かな・・・」

「あの水は、飲めないから水を用意しなきゃ」と、アレック。

そう言うとアレックは、自分の荷物の中から浮き袋のようなものを取り出して中に真水を詰めはじめました。

それは、どんどんふくれあがって大きな大きなイカダのようなモノに変身したのです。

海だ!

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あたり一面、砂と大きな大きな水平線が広がっていました。

一行は、海にたどり着いたのです。

むせ返る塩の香りと、寄せては返す白波はどこまでもどこまでも続いていました。

「この水たまりは、どこまで続いているんだい」と、ジャンゴジャンゴ。

「水たまりじゃないよ、海さ。ずっとずっと遠くまで続いているよ」と、アレック。


しょっぱい風。

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お面鹿に見守られ、荒れ果てた森を抜けると

どこからともなく

しょっぱい風が吹いてきました。それは、塩のかおりでした。

「海が、近いぞ!」と、北キツネのジョー。

思わずみんなは、駆け出しました。そして、開けた場所に・・・

そこには、大きな大きな海が広がっていました。

奴が見てる!

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「アレック、奴が見てる!」と、くまうし。

奴は、アレックたちの行動を遠巻きから監視していたのです。

「ほんとだ! こっち見てる。あいつがいる限りこの世界に平和は、こないんだ。」と、アレック。

「あれが、森を壊した張本人かい。とぼけた顔してやがる」と、ジャンゴジャンゴ。

「先を急ごう! この森の様に他の森も奴らに食い荒らされる前に食い止めるんだ。」と、アレック。

「でも、奴らと言ってもコチラを見ているのは1匹みたいですが、」と、北キツネジョー。

「奴の後には、同じ顔をしたお面が何匹もいるんだ! 今は、見えないだけさ。」と、くまうし。

「そうなんですか・・・」と、北キツネのジョー。

「そうなんです。」と、アレックとくまうし。

「だから、急がなくっちゃ! みんなの住む森がなっくなっちゃうよ。」と、アレックは奴を振り払うように

みんなをせき立て旅を急ぐのでした。

お面鹿。

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一行は、山道を歩き最後の峠へとさしかかりましたが、ここから森の様子は一変します。

森の木は枯れ、した草はぽつぽつと生えているくらいしかありません。

まさに、火山が噴火しマグマが通った跡のようなありさまが広がっていました。

まさに死のもりでした。そして、その森からコチラを見ている視線が・・・

そう、お面鹿の集団です。

ここは、奴らに食い荒らされた森だったのです。

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ジャンゴジャンゴが、みんなに泣いてたのむためアレックは困ってしまいました。

「しょうがないなぁー! みんなを困らせたら置いて行くよ。それから、勝手な行動はとらい。これ、守れる?」と、

アレック。

2匹がうなずくと、しぶしぶ了解したもものこれからどうしましょう。

身体の大きな甘えん坊のベアーと、ちっとも言うことを聞かないジャンゴジャンゴ。

それにまだ、何を考えていいるか分からない北キツネのジョーと、心配の種ばかり増える一方です。

まだ、旅も1/3をやっときたばかり。次の山を越えれば、海が見える岬につくはずです。

アレック急いで!! もうじき秋がやって来ます。

 

「ねーっ! どこ行くの?」と、ベアーが聞きました。

「海の向こうの大きな大陸さ」と、アレックが答えました。

「ボクも行ってもいい?」と、ベアーが再び聞きました。

「オヤジさんは、心配しないのかい?」と、ジャンゴジャンゴが聞きました。

「父ちゃんは、鉄砲撃ちの猟師にやられちゃった。だから、もういないんだ。」と、ベアー。

その話しを聞いたジャンゴジャンゴは、大泣きです。

「なぁ、アレック。可哀想だぜ!身よりもいねーんなら連れて行ってやろうぜ!!」と、

ジャンゴジャンゴ。

「でも、どうなんでしょう。お父さんはいなくともお母さんは、いるんじゃないですか」と、

北キツネのジョー。

「余計なこと言うんじゃないよ。この新入りが・・・」と、ジャンゴジャンゴ。

「あぁっ、すみません」と、北キツネのジョー。

するとベアーが「お母さんは、小さい時に人間に捕まっちゃったんだぁ」と、いいました。

その話しを聞いたジャンゴジャンゴは、再び号泣です。

「なぁ、アレック! やっぱりコイツ連れってやろーぜ!」と、ジャンゴジャンゴがみんなに頼んだでした。159.jpg

出たー!!

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一同は、ビックリ。そう、森の殺し屋の登場です。

でも、ちょっと待って下さい。ちっとも怖い顔してませんね。

それにちっとも怖くありません。

森の噂とは、なんなでしょう。合ってみると何処にでもいる普通のクマのようですが・・・。

クロテンのジャンゴジャンゴが、勇気をだしてこう聞いたのです。

「お前は、この森で噂の殺し屋さんかい?」と。

するとベアーがこう答えたのです。

「その名で呼ばれたのは、ボクの父さんさぁ! だから、ボクはちがうよ」と、答えたのです。

どーもーっ!

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「アハッ! 何おどろいてんですか?」と、そいつは、やってきたのです。

初対面なのにニコニコと、警戒をするそぶりもなくそいつの顔は、笑ってました。

怖いと言うよりおっとりとした奴に思えました。

クロテンのジャンゴジャンゴが「あんた! だれだい」と、尋ねると

そいつは、「ボク、ベアーって言います。どーもーっ!」と、言ったのでした。

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出たー!

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カラスのブラックのお陰で驚かされた一行は、一安心。

何事もないように旅を続けることに。

「だけど、あのカラスブラックってのは、なにもんなんです!」と、北キツネのジョーがみんなに尋ねました。

「あいつは、魔女の手下だっただけど魔女が手なずける為にマヨネーズ与えたたら

マヨネーズの虜になって魔女言うことを聞かなくなり、マヨネーズを求めてあちこち飛び回ってる変なカラスさ!」と、

くまうしが答えました。

すると「へーっ! そうなんだ。」と、聞きなれない声が。

気になって後を振り返り見てみるとそこには、見たことない奴が立っていました。

みんなは、驚き「出たー!」と、声を揃えて思わず叫んでしまいました。

カーカーカーッ!

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ガサガサドタン!

茂みの中ら出て来たのは、カラスのブラックでした。

「ビックリしたか?カーカーカーッ! 俺のマヨネーズ見なかったか?マヨネーズおとした・・・」と、

カラスのブラック。

一同は、声を揃えて「おどかすんじゃないよ!!」と、言いました。

「ブラックでよかったぜ! 俺は、てっきり森の殺し屋かと思ったぜ」と、ジャンゴジャンゴ。

でも、茂みの中からコチラを覗いていたのは、森の殺し屋さんです。

ブラックのせいでみんなは、まだ存在に気付いていないのです。

そして、カラスのブラックは、「おまえ、マヨネーズ持ってるか。マヨネーズ!! 赤いキャップのマヨネーズだ。

白や黄色じゃない赤いキャップのマヨネーズだ。マヨネーズだせ!」と、カラスのブラックは

お決まりのセリフをはきながら飛んで行きました。

森の殺し屋

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珍獣の森を出て一行には、新しい仲間が2匹もふえました。

オオカミのいる大陸までは、まだまだ遠い道のりが待っていますがここまでは、楽しい旅の様です。

が、先ほどから2匹の様子が違うようです。

北キツネのジョーとクロテンのジャンゴジャンゴは、先ほどからまわりをしきりと気にしてキョロキョロ。

何かに怯えているようです。

「さっきからそんなに怯えてどうしたんだい」と、アレックが声をかけると

2匹は、ビックリして抱き合い「おっ、脅かすんじゃないよ」と、ジャンゴジャンゴ。

「この森は、気をつけな! ここには、凶暴な殺し屋が住んでいるって噂があるんだ」と、

ジャンゴジャンゴが言いました。

「私も聞いています。身体の色は灰色でものすごくでっかい奴だそうです。」と、ジョーも相当怯えています。

「とにかくこの森は、とっとと抜けださねーと面倒なことに巻き込まれちゃ大変だ」と、ジャンゴジャンゴが言った

その時でした。茂みの奥の方からガサガサと音を立て近づいてくるもがいました。

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「海の上をあるくんですかーっ!」

「ひっ、干物になっちゃいまよ」と、北キツネのジョー。

「そーだよ。飲めない水の上を何日も歩くのかよ。砂漠といっしょじゃねーか」と、ジャンゴジャンゴ。

「大丈夫だよ。海の中には、美味しい魚もいるし食料の心配はないよ」と、くまうし。

「水だよ。水は、どーすんだ! あるのは、塩っ辛い水ばかりだ。水がなければ、それこそ俺たち干物だぜ!」と、

ジャンゴジャンゴ。

「水は、いかだにして運ぶんだ。だけど、海は、まだ先だよ。

その前にこの大陸を渡らなきゃ話しは、始まらないさ」と、アレック。

海に着く前にアレックには、もう1匹仲間にしなければならない動物がいるのです。

まずは、彼を捜さなくてはなりません。

「ところで、どこまで行くんです?」と、北キツネのジョー。

「アラスカだよ。」と、くまうしが答えました。

「アラスカ・・・って、どこです?」と、ジョー。

「この大陸を越えて、海を越えるんだ。」と、くまうし。

「海って、あの飲めない水のところを渡るんですか。どうやって渡るんです」と、再びジョーが言いました。

「歩くんだ。海の上をね」と、アレックが答えたのでした。156.jpg

もちろん!

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「もちろん!君は、つれて行くよ。」と、アレック。

「こんな奴、連れて行くのかよ」と、ジャンゴジャンゴ。

「そうだよ。彼は、ここのだれよりも知恵が働くからね。きっと役にたつよ。」と、アレック。

ジャンゴジャンゴは、不満そうです。でも、アレック言うことも分かります。

「チェッ、仕方ねーなー。おまえは、新入りだ。俺の後を歩きな!

それから、荷物もお前がはこぶんだ。」と、ジャンゴジャンゴ。

「わかりました。みなさん!宜しくおねがいします」と、北キツネのジョー。

こうして旅の仲間がまた1匹、加わりました。

魔法の力!

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「私は、キツネです。ウソがつけないと生きていけません。どうかお許しください」と、北キツネのジョー。

アレックは、ブックロウを手に取ると魔法のページを開き北キツネのジョーに

ウソのつけない魔法をかけてしまいました。

「ジョー、これはリンゴだけどみかんって言ってみて」と、アレック。

北キツネのジョーは、アレックの言われた通にリンゴをみかんと言おうとしますが

「み、み、りんご」と、みかんとは言えません。

みんなは、「オーッ!」と関心。

「これで、ジョーはウソがつけなくなった。これで、悪いことは出来ないよ。」と、アレック。

北キツネジョーは、「これでは森で生きてはいけません。私は、変化の術とウソをたくみに使い生きてきたのです。

それ以外の生き方などキツネではありません。

このままこの森に置き去りにされるのなら、どうか私もこの旅に連れて行ってください。」と、頼んだのでした。

どうする?・・・

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「アレック、こいつどうすんだ!」と、ジャンゴジャンゴ。

「ねーっ、おなかすいてたの?」と、アレック。

「ハイ!」と、北キツネのジョー。

「どうして、旅人から食料やモノをだましとろうと思ったの?」と、アレックが聞くと

北キツネのジョーは

「そりゃー、自分で獲物を捕るよりはるかにカンタンで効率いいからに決まってるじゃないですか」

「あーっ」と、答えたのです。

「やっぱコイツは、根っからの悪だぜ!」と、ジャンゴジャンゴ。

「ジャンゴジャンゴ、そんな言い方しなくてもいいじゃない。ちゃんとした理由があるかもよ」と、アレック。

「そんなもんあるかよ」

「理由なんかねーんだろ。なぁ、おい」と、ジャンゴジャンゴがまくしたてると

小さな声で「そんなもん無いです」と、ジョー。

「えーっ、理由なんかないのー!じゃぁ、楽するために旅人をだましてたの。

あきれたキツネだね」

「じゃぁボクが、もう悪いことができないように君に魔法を使って、ウソのつけない身体にしてあげる」 

「ブックロウ、こっち来て!」と、アレックはブックロウを呼んだのでした。



いいわけ

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「実は私、アライグマたちにおどされていたんです。

言う事聞かないと、家族の命がないと言われて」と、北キツネのジョーが言いましたが・・・

みんなは、「うそつけ!」と。

アライグマは、北キツネのジョーの話しに乗って悪さをしたにすぎません。

もうバレバレです。

「どうしたらゆるしてもらえます・・・」と、北キツネのジョーが言いました。

どうします・・・

バレた!!

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北キツネのジョーとアレック一行のやり取りをジッと見ていたアライグマたちは、

しびれを切らしこう言いました。

「ジョー! 何してんだ。お前が簡単に食料が手に入るって言ったからこの話しに乗ったんだ!

だめなら俺たちは、帰るぜ!」と、アライグマたち。

「あっ、チョッと待ってください」と、ジョー。

「やっぱり!!」と、みんな。

後を振り返るとアライグマたちは、森の奥へと帰って行きます。

「あっ、あ〜。行かないでください。アライグマさん、聞こえます。」と、北キツネのジョーが

呼び止めますがアライグマには聞こえないようです。

「いっ、行っちゃいましたね。・・・・・」と、ジョー。

企みがバレた北キツネのジョー。アライグマたちが逃げたので、冷ややかなみんなの視線は、

ジョー1匹に集中します。

絶体絶命のジョー。彼の運命は・・・・

ばれてんぞ!

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154.jpg「お前、奴らとグルだろ!!」と、みんなが言いました。

「えっ!」「いったい何のことです?」

「やだなー、私はみなさんを助けるために働いているのに私を疑うんですか」と、北キツネのジョー。

「タイミングが良すぎるだよお前はよ」と、ジャンゴジャンゴ。

「何を言うんですか」と、ジョー。

「俺たちが、ここを通れず困っていることが何故、分かった。

通行手形のこと一言も話しちゃいないのに 『こちらの方々を通しては、頂けないでしょうか』 と、

こいつは言ったんだ。

それにこいつリュックの食料だけ迷わず手に取った。通行手形などはじめからないのさ」と、ジャンゴジャンゴ。

「違いますって。私は、ただみなさんが困っているから・・・」と、ジョー。

なんだかとても険悪な雰囲気です。ジョーは、本当は親切なキツネ?それとも嘘つきキツネ?どちらかしら。

グル!

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不信に思ったジャンゴジャンゴが「こいつ、奴らとグルじゃないのか」と、言いました。

そして、続けて「ここじゃ、悪い噂があるんだ。

旅人を脅し、困っている所に親切な奴が現れて、仲介をするふりをして荷物や食料をだまし取るって、

悪い奴がいるそうだ。」

「えーっ!」と、みんなが、叫びました。

そして、「ジャンゴジャンゴ! まさに今って、それじゃないか」と、皆が言いました。

「えーっ!って、何です。どうかしましたかみなさん」と、とぼけた様子の北キツネのジョーは、

みんなが気付いたのも知らず黙々と荷物をあさっていました。

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これは、これはみなさん。こんにちは。

どうやらみなさんは、お困りようだ。よかったら、どうです。私に話しをさせていただけますか。

申し遅れましたが私は、キタキツネのジョーともうします。

どうです。よろしいですかと言いアライグマと話し始めました。

「どうも、アライグマさん。こちらの方々を通しては、頂けないでしょうか。

いや、何。ただとはいいません。それなりのモノはお支払いいたしますのでどうぞ通してくださいな。」

すると北キツネのジョーは、くまうしたちの荷物のなかから食料をあさり

「こちらの食料でいかがです。」と、アライグマに尋ねました。

アレックは言いました。「奴らは、通行手形を見せろって言ってた。」

「でも、そんなもの持ってないでしょ。いいから心配しないで私に任せてください。」と、ジョーが言いました。

通行手形

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ジャンゴジャンゴが旅の加わり、賑やかになり旅は少しだけ楽しくなりました。

一行が、森の中を抜けようとした時でした。

木の上かモノを投げつける集団に遭遇したのです。それは、アライグマの集団でした。

彼らが言うには、ここを通りたければ通行手形を出せと迫ったのです。

むろんそんなモノはありません。彼らは、ここを通る旅人から食料や荷物を奪う山賊の集団です。

逆らえば、何をするか分かりません。

アレックたちは、たちまちピンチに襲われてしまいました。

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151.jpgしばらく行くと、道の真ん中に1匹のイタチが立っていました。

近づいて見るとそいつは、エゾクロテンのジャンゴジャンゴでした。

しかし、前回の時より少し凄みを増したふうぼうに変っていました。慣れない森に来て苦労した様です。

「やい! くまうし、待っていたぞ!

俺と勝負しろ!! 俺は、この時が来るのを待っていたんだ」と、ジャンゴジャンゴ。

さて、くまうしはどうするのかしら。

「ジャンゴジャンゴ、だいぶいじめられたみたいだね。

そんなにこの森の住人は、悪人なのかい?」と、くまうしが聞くとジャンゴジャンゴは、

大粒の涙を流し、こう言いました。

「ここの連中は、オイラを鼻つまみものあつかいさ!よそ者は、出て行けってそれは、ひどいあつかいさぁ。

もうここには、いられない。なぁーくまうし、オイラも連れて行ってくれよ。」と、たのむのでした。

するとアレックが「一緒に行く?」と、ジャンゴジャンゴに尋ねます。

ジャンゴジャンゴは、首を大きくたてにふり「くまうし、いいのかい?」と、くまうしに聞くと

くまうしは、「しかたないなぁー、ジャンゴジャンゴは一番後ね」と、言い仲間に加わることを認めました。

こうして1匹、予定にはありませんでしたが、旅の友が増えたのでした。

ぶつぶつ言いながも旅は、続きます。

すると懐かしい顔に出会いました。なんとそこには、カラスのブラックがいたのです。

「やぁー! 見なくなったと思ったら、おまえこんなとこにいたんだ」と、アレックか言いながら

ブラックそばへ。

「相変わらず首からマヨネーズのキャップをさげているんだね。

ここは、なんて言う森なんだい。お前のご主人様がいる魔女の森かい?」と、アレックが尋ねるとブラックは

「お前、マヨネーズ持ってるか。マヨネーズ!! 赤いキャップのマヨネーズだ。

白や黄色はダメだ。赤だ! 赤いキャップのマヨネーズ。マヨネーズだせ!」と、繰り返すばかり。

「やっぱりだめだ。こいつの頭はマヨネーズの事だけさ。何を聞いても答えは、一緒」と、アレック。

ブラックの頭の中は、本当にマヨネーズのことばかり?。

さてさて、この森は何がいるのやら新しい仲間に出会えるのでしょうか。まだまだ旅は、続くのです。

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もう飽きちゃたの

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「ねーっ、くまうし。ボクたちどれくらい歩いた?」と、アレック。

「えーっ、どれくらいって、たった1日たっただけじゃない。もう飽きちゃったの・・・」と、くまうし。

するとアレックは「だってさぁ、歩いても山ばっかなんだもん。」

「そうだ!! この笛でトンネル呼び出して向こうとつないじゃうってどう?

そうしたらすぐ着くんじゃない。」

くまうしが、言いました。「あのねアレック。トンネルはさぁ、1度行った所じゃないと開かないいんだ。

だから、使えないよ。」

「えーっ、だってこないだは、君たちの所へつながったじゃないか」と、アレック。

「それはね、トンネルを使う前に君が、ボクたちの所へ来た事があるからだよ。場所がわかるから出来るんだ。

近道って知ってるだろ。トンネルは、それなんだ。

だから、向こうに着かなきゃ近道は作れないよ」と、くまうしは言いました。

「なーんだ。出来ないんだ」とアレック。

「いいからアレック、歩いて・・・。道は、まだまだ遠いよ。」と、くまうし。

「エーっ、分かったよ。歩くよ。歩けばいいんでしょ」と、アレックは文句を言いながらも再び歩きだしました。

旅は、始まったばかりなのにこんな調子でいいんでしょうか。

それと何やらくまうしたちを見ている視線が茂みの中からちらほらと・・・

ジッとこちらの様子をうかがっているようです。



あの山こえて

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149.jpg「分かったよ。アレック! あやまるよ。だから、もうそんな顔しないでよ」

「さぁ! アレック、行くよ」と、くまうし。

「あっ! 待ってよ、くまうし。先にいかないでよ」と、アレック。

さぁ、旅のはじまりです。

まずは、目の前のあの山を越えなくてはなりません。

そしてあの山には、2匹の旅の協力者が住んでいるはずです。

「分かったよ。わ・か・り・ました。行きますきますよ。行けばいんでしょ」と、くまうし。

「そんな言い方しなくともいいじゃないか。ボクだって本当は、行きたくないんだら。

でも、ボクしかできないことだから・・・

だけどボクまだ子どもだから、皆に助けもらわなくっちゃ何も出来ないから

君たちのお供がボクには、必要なんだ。たからそんな言い方すなよ。

それに、ボクたちが行かないと森の皆がこまるから・・・」と、アレックは目に涙をいっぱいためて

泣きそうな自分をかくしながらくまうしに言いました。

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