2010年7月アーカイブ

さぁ、出発だ!!

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148.jpg「さぁ、出発だ!!」と、アレック。

するとくまうしが、今更のように言いました。

「ねっ! やっぱりボクも行かなきゃダメなのー?」

「当たり前じゃないか。ボク1人で行ける訳ないだろう。君とノームとブックロウがいるから

行けるんじゃないか。今更なんだよ」と、アレック。

アレックは、渋るくまうしのしっぽをつかみなかば強引に旅へと出発するのでした。

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147.jpg「ブックロウさんは、どこで生まれたの?」と、アレックが聞くと

「私は、この森の魔法使いのところで生まれました。

それから、アレック。ブックロウさんは、やめてください。ただのブックロウでおねがいします。」と、ブックロウ。

「うん! わかった。じゃぁ、ブックロウ、君は魔法は使えるの?」と、アレックが聞くと

「ハイ! と言うか・・・、私の中に書かれているものから幻影を出すことくらいなら出来ますよ」と、

ブックロウが言いました。

「じゃぁ、いざと言う時に役に立つかもしれないね。」と、アレック。

アレックは、驚き「この本、生きてるの」と。

「この森にあるものは、すべて生きているのさ! その本を含めてね。」とアルタイル。

「生きてるんだ。ねーっ! 名前あるの?」と、アレックが聞くとその本は、こう答えました。

「私の名前は、ブックロウと申します。」

「この森のすべての事が書いてある本です。あなたの事も書いてありますよ。アレック」と、言ったのです。

「この本は、この森の記録係なんだ。この森で起きた事がこまかく載っているんだよ」と、アルタイル。

「じゃぁ! アルタイルの子どもの頃のことも書いてあるの」と、アレック。

「あー! 書いてあるとも」と、アルタイル。146.jpg


しゃべる本

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アレックは、アルタイルから本を受け取るとリュックにしまおうとすると

アルタイルがこう言いました。

「アレック、この本には名前がある。」

「この本を使う時は、本に向かってこう話しかけるといい。」

そう言うとアルタイルは本に向かってこう話しました。

「ブックロウ、wake up」するとアレックの手元にあった本が

羽ばたき返事をしました。

「アルタイル、私を呼んだかな!」と。

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いざ!出発

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さぁ! これで旅の準備は、出来ました。

これでいよいよ出発です。でも、アレックは、ものすごく不安そうです。

「ボク、ちゃんと行けるかな? アラスカだよ・・・」と、アレック。

するとアルタイルが「大丈夫! 君ならできる。それに旅の途中に心強い見方も増える」

「何も心配する事はない。」と、励ましました。

それに、これは役に立つ本だから持って行けと古びた本を1冊、アレックに渡しました。

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タヌキのマネック

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マネックは、アレックをジロジロ見た後、小さく丸まったと思ったら

白いケムリと共にアレックに変身して見せました。

どうですか。アレックに似てますかねー・・・。

 

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似てはいますが、チョッと違うような・・・・

でも森の皆は、「オーッ」と、驚いてさすがマネックと絶賛しています。

でもアレックは、チョッと・・・・と思っていました。

アレックは、アルタイルに会うと「やっぱりボク、行けない」と、言うつもりでした。

しかし、アルタイルはアレックに会うなりこう切り出しました。

「やぁ! アレック。旅の準備はできたかな?」

「君は、これから森の仲間のため旅の出る訳だが、

君が居なくなると心配するご両親のために君の身代わりを用意した。」

「紹介しよう。この森一番の変化の名人マネックだ」と、アルタイルが言うと

とことこと1匹のタヌキがアレックの前に現れました。


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彼が、ボクの身代わり?

タヌキが・・・

どう見たってタヌキは、タヌキ。ボクの代わりは務まらないじゃありませんか・・・

これがどうやってボクの身代わりになるんだと思っていました。

旅の準備

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141.jpgアレックは1度、家に帰る事にしました。

毎晩布団を抜け出して森へ行くのも

大変です。

それに、アルタイルの言いつけどうり

ゴーストであるミルザムにも会えましたし、

旅に出るゆるしももらえました。

アレックは、少々寝不足気味です。

少し休まなくては、体力がもちません。

それに、アレックが行こうとする旅は、

長旅になるにですから

色々準備もしなければなりません。

長旅?

と、言う事はアレックが何日も家を

空ける事になります。

パパやママは、どう思うのでしょう。

こんな旅、出来る訳がありません。

アレックは、まだ子どもなんです。

10才にも満たない小さな子どもです。

アレックは、大変な約束をしてしまいました。

森の皆の期待の大きさは、大変なものです。なにせ、森の運命が掛かった旅なのですから・・・・。

いまさら行けないなんて言えません。

アレックは、アルタイル相談することにしました。そして、あわてて森へ戻っていきました。


「おやおや!本当に仲がいいんだね。きみたちは」と、チャビスが出迎えてくれました。

「そんなことないよ。くまうしの奴が、あんまりたよりならないから文句言ってたんだ」と、アレック。

「なってこったい。そいつは、あんまりだー!」と、愛嬌振りまきごまかすくまうし。

するとこんな時は踊ればいいのさと、チャビスがダンス。ダンス!

みんなもダンス。ダンス!!

「アレック、ミルザムには会えたかい」と、チャビス。

「うん。会えた。ミルザムさんがあなたに会えって。遺品を受け取れて、言ってた。」

「ねーっ、チャビス。遺品て何?」と、アレック。

 

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「そいつは、これのことだろ」と、真玉のようなものがついている首飾りをアレックに手渡しました。

「これは、何?」と、アレック。

「そいつは、奴の歯さ!クックックックックックッ。気持ち悪いのかい。」

「でも、それは綺麗に加工されているからそう言わないと分からないだろ。そいつには、すごい力があるのさ。」

「大事に持っておき。いざと言うときにお前さんは、ミルザムに感謝するだろうよ」と、

チャビスが言いました。そして、ダンス。ダンス!

踊りは、しばらく続くのでした。

ミルザムの遺品

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アレックは、ミルザムに言われたとおりチャビスに会いに行く事に

でも、チョッとふきげん。くまうしが済まなそうに後からついてきます。

くまうしがアレックに呼びかます。

「アレックー、ア・レック・・・」と、けどアレックは

「なにが、アレックだよ。草むらの茂みに隠れて、震えてこっちを見てただけなんて。

あのとき、ボクだってほんとは、怖かったんだから! 全くたよりにならない奴たよ。君は、」

「だった、怖かったんだもん」と、くまうし。

「もう、いいよ」と、アレック。そして、2匹が話しながら歩いてやって来たには、

チャビスが住む洋館でした。

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命がけの旅

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137.jpgアレックは、思いました。

ボクが行こうとしている旅は、命がけのとても危険な旅だということが・・・・

「ミルザムさん、この旅は、ボクなんかで大丈夫なんですか・・・

ボクは、ガキ! ですよ。つまり子どもで、大事な判断なんて出来なくてパニックなるとピーピーなく

ただのしょうもない小ワッパです。こんなボクで、いいんですか・・・」と、アレック。

それは、もう半泣きです。鼻水たらしてグショグショでした。

「確かにこの旅は、危険な旅だ!

この旅を添い遂げるには、強い心と信頼の出来る仲間が必要だ」と、ミルザム。

おやおや、くまうしの姿が心なしかなんだか小さくなっているのは、気のせいでしょうか・・・。

「そこでた、出発するにあたり。この旅のはじめのお供として、この森でお前が最も信頼できるパートナーを

1匹、連れて行ってはどうかな。それと知恵袋も必要だ。」

「ブックロウを探すといいだろう。奴は、物知りだ。古いことなら何でも知っている。

それとチャビスに会うといい。私の遺品を受け取るといいだろう。きっとお前を守る強い見方になるだろう。」と、

ミルザムは、アレックに旅の助言を与え再びゴーストとなりその場を去りました。

「ほぉー! それは、大義なことだ。」

「お前のような小さきものが行くのか」と、ミルザム。

「はい! ボクは森人の子どもです。この森の子なんです。」「だから、ボクが行くべきかと・・・」

「大空の勇者、アルタイルもボクに行けって言うし、それにあなたの同朋を迎えに行く条件だそうです」と、アレック。

「そのアルタイルは、ここに居ないがどうしたのだ」と、ミルザムが聞くと。

「アルタイルは、夜が苦手だからここには来てません」と、アレック。

「100年経っても奴は、相変わらず夜が苦手か・・・・」

「それで、わが同朋を迎えに行くのは、お前だけか」と、ミルザムが問うとアレックは「ハイ!」と、答えました。

「それではだめだ。たどりつくまえにお前は、死ぬ。

私が、お前の旅の手助けをしよう。お前が、無事にたどりつく為に旅の途中に共が加わるようにしようではないか。」

「1匹は、身体が大きく力も強いヒグマの戦士を。もう1匹は、頭の賢き知恵師のキツネだ。」

「この2匹が、お前の旅に加わるだろう。

が、しかしだ。彼らが旅に加わるのは、選ばれしものよ。お前に条件がある。

それは、彼らがお前に出会う時までに彼らを納得させる素質がお前に備わって居る事が条件だ!!」と

ミルザムは、言いました。

135.jpg「お願いオリハルコン。ゴーストと話しをさせて」と、アレックが短剣に願いを込めると

オリハルコンは、まばゆく光りゴーストの身体はミルザムとなり

地上におりたちました。

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「私を呼んだのは、お前か?」と、ミルザムがアレックに問いました。

「はい! ボクがあなたを呼びました。これからボクは、あなたの同朋を迎えにアラスカに旅立ちます。

そために神とあなたのお力を貸して頂きたい。そしてその為のゆるしをあなたに頂きにまいりました。」と、

アレックはミルザムに深々と頭を下げ述べたのです。

 

対話

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ミルザムのゴーストは「魔は、滅ぼさなくてはならない」

「災いは、この森から排除しなければならい」のいつものセリフを繰り返すばかり。

アレックは、思い切って話しかけることに

「あのー、ゴーストさん。こんにちは・・・」と、アレック。

ゴーストは、長い沈黙のあと口にした言葉は

やはり「魔は、滅ぼさなくてはならない」「災いは、この森から排除しなければならい」のフレーズでした。

「ボクの声は、聞こえない?」

「こんなに怖い思いをしてここまでやって来たのに無視ですか」と、アレック。

しかし、ゴーストはなんの反応も見せてはくれません。

それに怖がりのくまうしは、茂みの中に隠れて震えるだけでたよりにはなりません。

これでは、全く先へ進みません。

アレックは、腰に差していた短剣オリハルコンを抜きゴーストの前に差し出しました。



ゴーストミルザム

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アレックとくまうしは、ぶつぶつ言いながらも泉のある聖地を目指しました。

「この先が開けて来ると泉は、近いんだ。」と、くまうし。

「そうなんだ! じゃぁ、もうすぐつくね」と、2匹が話しをしながら進んでいると

目の前に現れたのは、ミルザムのゴーストそのものでした。

そして彼を目にした2匹は、足がすくんでその場を一歩も動けませんでした。

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再び聖地へ

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132.jpg「アレック! これからどうするの?」と、くまうしが言いました。

アレクは、しばらく考えてこう言いました。

「もう一回、泉のある聖地へいくよ。」

「えーっ! ・・・・・・じゃぁ、昼間に行こうよ。明るいと大丈夫だからさぁ」と、くまうし。

「それじゃ、だめだよ。夜じゃなきゃ。ゴーストに会えないよ。ちゃんとミルザムにあうんだ。」と、アレック。

「会ってちゃんと話しをするんだ。」

131.jpg「そんな弱気じゃ剣に負けてしまうぞ!」と、赤いジャージのおじさんが言いました。

「その短剣は、人を見る。強い心で立ち向かえば、アレックの思うように動いてくれるが、

今のような弱い心でその剣を握れば、逆に短剣にいいように振り回されてしまう」と、青のおじさん。

「どう言う事?」と、アレック。

「その短剣を振って見るといい」と、緑のおじさんが言いました。

「うん! 分かった」と、アレックが短剣を一振り!

すると短剣は、意思が目覚めたかのように右に左にと勝手に動き出しました。

うわっ! 勝手に動くよ。どうすれば、いいの。」「ボクの手からも離れてくれないよ」と、アレック。

「強い心じゃ!」と、ノームたち。

「強い心って、どうすればいいのさぁ」と、半分パニックのアレック。

「お前の主人は、私だ。と、オリハルコンに言い聞かせるのじゃ」と、アレックに助言を与えると

ノームたちは、消えてしまうました。

アレックは、剣に向かいおじさんたちの言われたようにボクが、お前の主人だと心で唱えたのでした。

すると短剣は、おとなしくなり鞘に無事におさめることができました。

アレックは、大きく息をつき

「ふーっ! 大変な、友だちがふえっちゃった」と、言ったのでした。

心のままに動く剣

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130.jpgアレックは、3人の妖精からオリハルコンの剣を受け取ると早速、

腰にベルトをまとい短剣をさやにおさめました。

そして「何か、強くなった見たい」とアレック。

「気分いい?」と、くまうしが聞くと

「何となく・・・」

「でも、使わないでいいならいいけど」と、アレック。

「アレックの性格が、変っちゃうかもね・・・」と、くまうし。

「そんなことないよ。ボクは、ぼくだよ。たぶん・・・」と、弱気なるアレックでした。


オリハルコンの剣

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129.jpg森の妖精である3人のノームは、自分たちが打ったばかりの真新しい短剣を差し出したのです。

するとアレックが「ボクが行く旅って、こんなものが必要なの・・・」と

心配そうに言いました。

「妖精の皆が、君の為にと言って作ったんだ。」「君にとって、何から何まで初めてのことだろう。

だから、念の為に3人のおじさんたちがこの短剣を作ってくれたんだ。」

「何せ3人は、森一番の鍛冶やだ。彼らに作れないものはないからね」と、くまうし。

「この剣は、神様から頂いた鉄で鍛えたわざものじゃ。わしらにしかつくれん」と、赤いおじさん。

「この剣は、アレックの思うとがままに動くじゃろう」と、青のおじさん。

そして「この短剣は、君の命を守るだろう」と、緑のおじさんがいいました。

「へーっ! そうなんだ」と、アレック。

「で、この短剣には名前はあるの?」と、アレックが聞くと

3人の妖精たちは、声を揃えて「オリハルコンの剣」と、言いました。

128.jpg「こっちだってば! 下を見ろよ。」と、声がしました。

アレックは、言われるままに下の方を見ると小さいおじさんたちが手招きして立っているではありませんか。

「あぁ〜、おじさん! こんなとこまでどうしたの?」と、アレック。

「いいからついてきて」と、おじさんたちが言いました。

「全く、危ない奴らだ」「こっちは、古代の森で危ないところなんだ」

「くまうしが、ついていながら何てこったい」と、ぶつぶつ文句ばっかり。

くまうしは、耳にたこが出来そうです。

「そんなにおこらないでよ」と、くまうしがいいますが

おじさんんたちは、知らんぷり。

そして、2匹が連れてこられたところは、ノームが住む家でした。

アレックは、そこでおじさんの1人に短剣を渡されました。

「これは、何?」と、アレックが聞くと

「これは、短剣だ。きっとお前を守ってくれるだろう」と、赤いジャージのおじさんは言いました。


キノコの森

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「くまうし、ここはどこ」と、アレック。

くまうしは、まわりを見回しこう言いました。

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「ここは、キノコの森・・・」「古代の森のすぐそばだよ。」「奴らの森のすぐ近くだ・・・」

「奴らって?」と、アレック。

「お面鹿だよ」「大変だ! 早くここからにげなきゃ・・・・」

逃げ出す2匹!!

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126.jpg「わーっ!」

「やっぱりこわーい!」と、くまうし。

「あっ! 待ってよ。くまうし、おいてかないでよ」と、アレック。

「やっぱ、君ひとりでゴーストに会ってよ。」「ボク、帰るよ」と、くまうし。

「やだよ、ひとりで会うなんて出来る訳ないじゃないか。」「置いてくなんてひどいよ、くまうし。」

「待っててばー」と、アレック。

「ヤーだ! ボクは、帰るーっ」と、くまうし。

2匹は、ものすごいスピードでその場を逃げ出しました。

聖地へ

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125.jpgチャビスとポチが帰ったあとアレックは、夜になるのを待って泉のある「聖地」へ行き

ゴーストに会わなくてはなりません。

オオカミの待つアラスカへ旅立つ前に、かつて大陸の王者だったミルザムのゆるしを得なくてはなりませんでした。

「ねーっ! どうしてアルタイルは来ないの」と、アレック。

「アルタイルは、夜が苦手なんだ。目がみえなくなるから」と、くまうし。

「えーっ、トリだから?・・・」

「うそ! だね。きっと怖いんだ!アルタイルも。ゴーストだもの」と、アレック。

「ボクだって怖いのに・・・・」

「おしっこちびりそうだよ」と、アレック。

すると遠くの方から例の声が・・・・

「魔は、滅ぼさなくてはならない」「災いは、この森から排除しなければならない。」と

その声は、どんどん近づいて来ます。2匹は、一歩も動けなくなりその場で

固まってしまいました。

 

珍獣見舞い

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124.jpg「あんたが、アレックかい」と、チャビス。

「うん! そうだよ。へへへ・・・・」と、アレック。

「大陸王子、 アレックだ!!」と、チャビスが言い。パチパチパチと手をたたき「アレック、アレック」と連呼。

するとチャビス連れのウサギのポチも「アレック、アレック」と連呼。

「アレック、あんたオオカミは知ってるかい」と、チャビスが聞くとアレックは、

「名前は知ってるけど、見た事ないよ」と言いました。

「それじゃ、ケモノもどきにしかなれないね」と、チャビス。

「オオカミは、かつてこの大陸の頂点にたつ生きものだったんだ!」

「へらへらしてちゃダメだよ! この大陸で一番強いんだよ。大きく構えて居なくちゃだめだよ。」

「あんたが通ると皆がよけるんだ!それ位すごかったっだ」と、チャビス。

「何か、自信ないなぁ」と、アレック。


123.jpgアレックは、何回も変身しては姿を確かめますが、

何度やっても同じ姿でした。

くまうしとナビチュウは、相変わらずアレックの姿を見て笑うばかり。

落ち込むアレック。

「そんなに笑わないでよ!ボクだって一生懸命なんだから・・・」「ボク、自信なくしちゃうなぁ」と、

アレックが弱音をはいていると

そこへ、噂のチャビスがお供のウサギのポチを連れてやってきて

「おやおや! あたいに似てるじゃないか」とチャビスが言いました。


似合う?

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アレックは、叫びました。「ヴァルト」と。

するとアレックのからだは、光つつまれ変身したのです。

「どう! 似合う?」と、アレック。

「チャビスみたい」と、くまうし。「チャビス、チャビス!」と、ナビチュウも。

「えっ! 何?  チャビスってだれ? ボク、そんなに変な奴?・・・」と、アレックは少し不安なりました。

くまうしとナビチュウは「アレック、化け猫チャビス! チャビス! チャビス!」と、冷かします。

するとアレックは、ますます不安に・・・。

「はじめからうまくは、いかないさぁ!  最初は、そんなもんさ!」と、アルタイル。

「今は、人間と私たちの間みたいな姿だが、次はうまくいくさ」と、なぐさめ

回数をこなすごとにうまく変身できるようになるだろう心配ないと、アレックにいいました。

 

痛くないの

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121.jpgアレックは、驚きと同時にすごい興味がわきました。

「ねーっ! どうやれば、いいの。それって、痛くない。元に戻れるの。カッコいい?」と、

それは、それは質問の嵐でした。

「まぁー落ち着きなさい。そんなにいっぺんにまくし立てられても困る。」

「このバートホイッスルを握りしめて、こう願うんだ。」

「ボクは、大陸の王子!! ヴァルト と、叫ぶんだ」と、アルタイル。

すると小さな声でくまうしが「やり過ぎだよ」と、ボソッとつぶやきました。

 

120.jpgアレックは、半べそかいて決断したものの全く分かりません。

「で! アルタイル。どうすればいいの・・・」

「教えてくれるんでしょ!」と、しぶしぶ返事をしたアレックが尋ねました。

「そうだね。アレック! まず、私が渡した笛は持っているかい」と、アルタイル。

するとアレックは「これのこと」と、胸元からひもの付いたフクロウの形をした笛を取り出しました。

「あー。それだ!」と、アルタイル。

「これからは、その笛が必要となる。けして無くさないでほしい。」

「それを無くすと大変な事になる。君の人生そのものを変えてしまうかも知れないからね」と、アルタイルが

言いました。

アレックは、うなずいて「分かった。大事にするよ。で、これで何かするの?」

「いい質問だ。では、説明するからよく聞くんだ。」

「まず、今のままの姿ではだめだ。人間のままでは、嗅覚や聴覚が劣ってしまうからね。」

「姿を変えなくては、ならない」と、アルタイル。

「姿を変えるって! 変身するてこと」と、アレック。

「ボク、変身するの!!」

アレックは、驚きを隠せませんでした。

アレックの決断

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119.jpg「君は、決断しなければならい。この森を守るか、それとも見殺しにするか。

森の民すべての命が今、君のての中にあるのだ」と、アルタイル。

アレックは、もう何が何だか分かりません。泣きそうです。このとんでもない状況を理解しようと

小さな身体全体で考え、泣きそうな気持ちを必死にこらえていました。

そして、「ボク、行くよ! オオカミを迎えに行けばいいんでしょ。」

「でも、ひどいよ! アルタイル。こんなの不公平だ。」と、アレック。

「すまない。だが、唯一の希望は、君だけなんだ。森の民は君にすがるしかないんだよ。

分かってくれ!アレック。」

アレックの血筋

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118.jpgアルタイルは、アレックが森の運命をになう大役に向いていることを知っていました。

「かつて君のママがそうだったように、君にもその血は脈々と流れている」と、アルタイルは言います。

アレックの中にある森人の血は、森に生きるものに希望与える光。

ただアレックは、まだそれをいかす方法を知らないのです。

「君は、この森の民の守人なんだよ。だから、君が選ばれるのはごく自然なことなんだ」と、アルタイルが

言うのですが、アレックは戸惑うばかりです。

「ママがそうなら、ママに頼んでよ」と、アレック。

「それが、だめなんだ! もうママには私たちの声は聞こえないし、力もない。君が生まれたからね。」

「かつてママが持っていた能力は君へと流れ、今、君の中にある」

「だから、君以外は誰にも出来ない。これは、運命なんだよ」と、アルタイルは言いました。


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