2010年5月アーカイブ

月の光

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泉の中に人魚が消えしばらくのことでした。

月夜の晩になると、夜ごと泉の方から歌声が聞こえてくるそうです。

その歌を聴いたものによると、それは、とてもとても美しいく

心やすらぐ歌声で、気がつくとあたりは、すっかり夜があけ朝になっているそうです。

くまうしたちは、噂が本当か泉に確かめに行く事にしました。

声を聞くと眠くなってしまうようなので耳栓を用意。その声の犯人を泉のほとりで待ち伏せすることに・・・

泉を見張りどれくらいたったでしょう。

泉の中からひとりの人魚が現れました。その姿は、月の光に照らされとても美しい輝きをはなっていました。

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どこからともなく泉に現れた人魚は、祈りを終えるとふたたび泉の中に消えて行きました。

それは、とても不思議な出来事でした。

ふと我にかえると森は、何も無かったように普段の景色をしていました。

あれが夢でなければ、くまうしは初めて人魚を見ました。

それはとても美しい姿をしていました。

そして、彼女の消えた後の泉には1匹の若いイトウのメスが泳いでいたのです。

かつてこの森の川にもイトウが住んでいて水中をおさめていました。

それは、ピスケスと言う川に住む主でした。

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祈り

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それは、まさに珍獣の森の大パニックでした。

噂の奴がとうとう現れたのです。そう、くまうしが泉の帰り道で感じた気配は、奴のものでした。

恐怖のあまり森の仲間たちは、森の奥でバタバタと倒れてうごきません。

その時、不思議な事が起こったのです。

泉からあたたかい光が現れ、森の皆を光がつつむと

それまで倒れていた仲間たちは、何事も無かったように立ち上がり家に帰って行きます。

ふと泉の中を覗いて見ると

そこには人魚が、皆に祈りを捧げているではありませんか。

そしてその祈りからは、ほのかにあたたかいオーラーを感じ、心が癒される思いがしました。

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奴が動き出した!

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森にミザエルのゴーストが出て、毎晩警告のようなつぶやきをささやいては消えていましたが

とうとう騒動の核となる奴が森に頻繁に出るようになりました。

それまでは、気配や影なような出方でしたが

今度は「見た!」とハッキリ言い切れるような出方をし始めたのです。

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そいつは、見るからに不気味な奴でした。

顔には、表情がまったく無くまるてお面のようでした。そいつが遠くから森のこちらをジッと覗いているのです。

森の皆は、恐がり森の奥へと逃げたのです。そして、その場で力つき次々と倒れてゆきました。

 

森の運命

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アルタイルが昨日、東の空へ飛び去ってから森は、ますます大騒ぎです。

「アルタイルまで、この森を捨てた」と、言って森を去るものが増え

森の中は、閑散としてしまいました。

長かった冬が終わりやっと新しい季節の春が来たかと思いきやこの騒動です。

森は、大変な事になってしまいました。

アルタイルが森をあとにした事で、今までなりを潜めていた小悪党たちの行動が目立つように

なって来ました。早く何とかしなくては・・・・

 

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そしてコチラでも、アルタイルのいない事をいいことにエゾフクロウのギョロが再び

エゾモモンガの兄弟を目当てにやって来ました。

くまうし、ギョロに気をつけて・・・。

そして、アルタイルが森をあとにした後のこの森は、いったいどうなってしまうのでしょうか。

ゴーストの言うように滅びてしまうのでしょうか。問題は、まだなにひとつ解決していないのです。



獅子の群れ?

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くまうしは、昨日あった出来事をすべてアルタイルにすべて話しました。

「獅子の群れか・・・・」

アルタイルは、しばらく黙って懐かしそうな目で遠くを見て思い出しているようでした。

アルタイルには獅子の群れが何の事だか分かったようでした。

ミルザムたちをはなてと言ったか・・・」とぼそりとつぶやきました。

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アルタイルには、獅子たちがオオカミと

分かったようでした。

かつては、この森にもオオカミたちが

住んでいました。

彼らの身体は、大きくまさに

森のライオンでした。

かつてこの森に住んでいた

エゾオオカミのミルザムたちは、

オオカミの中でも最も誇り高き種族で

人間でたちが神として崇めていた

存在なのです。

でも、オオカミたちはだいぶ昔に

この地に入植した心ない人間たちと

流行病で絶滅し

この森には、もういません。

では、ゴーストの言う獅子の群れとは

何のことなのでしょう。

いったいどうしたら良いのでしょうか・・・。

そして、アルタイルは森をしばらく

空けるとくまうし告げ

東の空へと飛び去って行きました。



ゴーストの言葉!

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くまうしもナビチュウもとんだ災難にあってしまいました。

なにせ、ゴーストと話をしなければ、なりません。2匹は、今すぐここから逃げ出したい気分です。

ナビチュウは、くまうしのトッバチリですが・・・

ゴーストに話を聞くなんて聞いた事がありません。でも、森のためやらねばなりません。

それになんたって、森の勇者アルタイルの頼みです。

2匹は、ゴーストさんがいらっしゃるまでここで待つ事に・・・

夜も更け、あたりも一層寂しくなった頃でしょうか。背筋が寒くなるのがわかりました。

その時、2匹は「くる!!」と、感じました。

そして森の奥からゴーストがやって来るではありませんか。

例のごとくつぶやきながら・・・・。

「魔は、滅ぼさなくてはならない・・・・」「災いは、この森から排除しなければならない。」

と、つぶやきながらやって来ました。

くまうしは、ゴーストが目の前まで来るとビビリながらではありましたが、

勇気を持って尋ねようとしましたが、声が出ません。

ゴーストは、そんなくまうしたちを無視するかのように目の前を通りすぎるのでした。

そして、こうもつぶやいたのです。

「災いを排除しなければ、森は死に絶えるであろう。」「森に、獅子の群れをはなつのだ!!」

と、意味ありげな言葉を残し去って行きました。

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ゴーストの目的

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昨日から珍獣の森では、くまうしが見たゴーストの話していろんな憶測が飛び交っていました。

さっさと荷物をまとめこの森をあきらめ別の森へ引っ越すものや

陸の王者ミルザムが黄泉の国から蘇ったと喜ぶものなど森は、大混乱をしていました。

そもそもゴースト騒動の犯人は、

おかしな奴を連れて来た鹿たちの中にいると思われていましたが、

そうでは、ありませんでした。

ゴーストとなって森を彷徨っていたのは、陸の王者ミルザムかもしれない言う事だけなのです。

それに何故、ゴーストして現れたのか?

はっきりした目的もまだ分かっていません。ただ今、分かっているのは、

鹿の群れに関係しているかも知れないと言う憶測だけで答えは、出ていません。

それに彼がつぶやいた「魔は、滅ぼさなければならない・・・」の意味は?分からない事だらけです。

そこで、ゴーストに事の真相を確かめることになりました。

例のごとくアルタイルは、夜が苦手と言うことでまたもくまうしに役目が回ってきました。

今度は、お供をともなって待つ事にしました。

前回よりちょっぴり心強いかもしれませんね。ナビチュウには、いい迷惑かもしれませんが・・・

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ゴーストの正体!

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73.jpgくまうしは、ゴーストを見てからしばらく生気を失った状態でボーッとしていましたが、74.jpg

あのゴーストの正体が知りたくなりました。

泉の近くは、聖地です。

かつて聖地には、アルタイルの他に川の主のピスケスと陸の王者、

ミルザムが住んでいました。

やがて彼らは、この北の大地に侵入した入植者たちにより

それぞれの運命たどりました。

川の主ピスケスは、彼らの心ない生き様により川を汚され

住処のをおわれ聖地を去りました。

陸の王者ミルザムは、彼らの私欲の敵になり、乱獲とはやり病の果てに

絶滅してしまいました。

ゴーストとしてこの地に未練を残し彷徨うは、陸の王者ミルザムではないかとくまうしは、考えたのです。

しかし、何故、今になってミルザムがゴーストとなって現れたのか・・・。

ミルザムのゴーストが現れるまでは、この森は静かで穏やかな場所だったのです。

そして、ミルザムのゴーストがつぶやいた言葉「魔は、滅ばさなければならない・・・」とは、

何のことなのか。

この森の行方は、どこへ向かうのか・・・・気になるところです。

くまうしは、身体に瓶や空き缶などの魔除けをぶらさげ森の中をしばらく歩くと

すっかりまわりは、寂しい景色に変っていました。

森の奥へと歩き、もうすぐ泉の近くまで来ていると思いますが夜は、めったに来た事がありません。

あの水くみで遅くなった以来の事なのです。ただ何だかさっきから背筋が涼しくなって来ました。

実に嫌な感じです。

その時です。「魔は、滅ばさなくてはならない!」と、目の前を彷徨う白い物体がよぎって行くではありませんか。

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確かに何かが、くまうしの前をよぎりました。

見てしまったのです。

一瞬の出来事だけによくわかりませんでしたが、何かが目の前を通ったのです。

でも、もう一度見たいかと聞かれると見たくはありません。とにかく出ちゃったのです。

ゴーストらしき存在が、目の前をよぎったのです。

もう、パニック寸前です。くまうしは、恐怖でもう一歩もうごけません。

そして、そのままその場で、気を失ってしまいました。

気がついた時には、夜はすっかり明けていました。何もなかったように朝日がまぶしい朝でした。

ゴースト

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71.jpg森の勇者アルタイルの命令で、くまうしは森の皆が噂しているゴーストの正体を究明しなくてはなりません。

本来ならアルタイルが自分で行けばよいのですが、夜は目がよく見えないのです。

なのでくまうしに役目が回ってきた訳です。

くまうしだって夜は、苦手です。でも森の皆のために勇気もって行ってこなければなりません。

ゴーストに襲われないように準備は、万全です。

いざ、森の奥へと行進だ!


ミスト

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ここんところ森では、霧が発生する日が

多くなりました。

何か森で起こっているに違いありません。

うわさでは、ゴーストが

出たと言う話さえあります。

なんでも泉の近くがひんぱんに出るらしく

話の中には、オオカミが出たと言う

話もあるのです。

くまうしは、アルタイルに命じられ

しぶしぶ見に行く事になってしまいました。

森の皆は、森に魔が出たと言って

怖がっているので

一刻も早く原因を究明しなくては、

なりません。みんなのためにも くまうし! がんばって!!

果たして原因を究明する事はできるのでしょうか。とにかく頑張るしかないのです。

話の続きは、明日をまて!

笛の力。

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その笛は、君が望むどんな願いもどんな力も与えてくれるだろう。

それをどう使うかは、君しだいだ!

使い方を間違えば、大変な結果をもたらすだろう。

たとえば、森が1つ消えてしまうとか、

いままで好きだった人たちが一人もいなくなるとか。願いには、代償が必要になる。

君が安易に願いを叶えようとすると、君のまわりの一番大事なものから一つづ消えてゆくからね。

それを使う時は、心して使わなければいけないよ。

それに君は、それに耐える覚悟とそれを乗り越える気持ちを持つ必要がある。

と、アルタイルはアレックに話しましたが

アレック自身、まだよくはわかっていません。出来れば、この笛は使わずに済めばよいのですが・・・

 

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アルタイルは、あんなこと言いましたが

果たしてアレックは大丈夫でしょうか。

アレックは、部屋に居るクモにさえおびえる

気弱な子供です。

第一、森の生きものたちすべてから尊敬され

 どうやって信頼を得ると言うのでしょう。

それは、笛を持つに値する働きをしなければ

皆は、納得しないはずです。

ましてや子供のアレックにそんな事が

できるでしょうか。

いったいアルタイルは、何を考えているのでしょう。

さっぱりわかりません。

 

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「人間の少年よ!  君には果たさなければならない使命がある。」と、アルタイルが言いました。

「君にあげたその笛は、この森を守る森人に託す特別なあかしだ。」

「これを持つ事で、森の生きものたちすべてから尊敬され、信頼を得た事になる。」

「君の使命は、重大なのだ。」とアレックに話したのです。

「ねぇ!アルタイル!!」「ボクは、子供だよ。」

「そんな大事なこと言われてもボクには、・・・・」とアレックが戸惑っていると

「大人とか子供とかそれ事態は、問題ではないのだよ。」とアルタイルは、言いましたが

アレックにこの森の運命を託しても良いのでしょうか。・・・

 

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アレックがお昼ねから目を覚ますと、そこには大きな大きな鳥が立っていました。

「わっ!」と思わずアレックが叫びます。

するとその大きな大きな鳥は、 尋ねました。 

 「きみが、アレックだね。」と 、アレックは、答えます。

「うん!ぼくが、アレック」。

こんどはアレックが恐る恐るその大きな大きな鳥に尋ねました。

「あなたが、アルタイル?」

そして次にでた言葉は、「大きいーんだ!」それしか出てきませんでした。

アレックは、その時はじめて森の勇者アルタイルを見たのでした。

64.jpgそうだ! 焼き立てのパンを持ってピクニックに行こう!

と、みんなが思いました。

「そうだ!! アレックも誘って行こう。」「きっと楽しくなるさ!」とくまうし。

そして、アレックを誘ってピクニックへ!

森の仲間とひさしぶリに会ったアレックは、楽しそう。

「なんて気持ちがいいんだ・・・」と、思わずアレックがつぶやきました。

くまうし:「森のパンのお味は、どうだい。」

アレック:「サイコウーさぁ!なんておいしいパンなんだ!こんなの、食べたことがないよ。」

「ママにも食べさせてあげたいよ。」そう言うと、ウトウトとお昼ねしてしまいました。

そしてみんなもウトウトとアレックに誘われるようにお昼ねです。

なんて気持ちのいい午後なんでしょう。

 


 

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焼き立てのパンが、

出来上がりましたよ。

さぁ!召し上がれ。

あつあつパンの出来上がり!

ほら!ほくほくしながら

あつあつをほおばると

なんか幸せな気持ちに

ならない!

そう、生きてるって!

そして思わず笑顔になる。

生きてることに感謝だよ。

みんなで食べるとおいいいね!

 

パンを焼こう!

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63.jpgくまうしたちは、パンを焼く焼き釜つくる事にしました。

せっかく水車が出来、小麦が引けるのですからパンを作らない訳ににはいきません。

釜は、見張り台の小屋の中につくることにしました。

ここでなら、出来立てのパンがすぐ食べられるようになります。

どんなパンを焼くのか思いは、ふくらみます。

森の中には色んな具材が沢山あり、おいしいパンが沢山出来そうですね。

さぁ!今からものすごく楽しみです。

水道工事-2!

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くかうしは、水道工事に取りかかると何日もかけこつこつと作業をこなしました。

森から木を伐採し水車をつくり、水を流す水路には丈夫な竹を使う事に。

そして、水車を設けるところには川をつくりました。

後は、うまく水が流れれか確認し

そして、水車に流れ込んだ水を元の川に戻さなければなりません。

これが出来て初めて完成です。

それは、大変な工事でナビチュウもビビりやモモコにも手伝ってもらいました。

これが出来れば、もうつらい水くみにも行かなくとも済みますし、森の中に水路が出来る訳ですから

小鳥たちの水飲み場もできます。

なにより水車があれば、小麦をひく事も出来ますからパンだって手軽に作れるようになりますからね。

これは、とても画期的な出来事になるはずです。ものすごく楽しみですね。


 

水道工事!

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くまうしは、毎朝いずみに水くみに行くのが大変なので、考えていました。

どうしたら泉まで水を汲みに行かなくとも済む良い方法を。

そして、ひらめきました。

自分たちが住む見張り台のツリーハウスまで水を引けばいいのです。

くまうしは、まず地図を作る事にしました。

61.jpgどれどれ、くまうしの描いた地図によると

泉は上にあり、この間の吉野の桜はそへんでツリーハウスは、真ん中へんですね。

水が通る道は、黒い点線だとすると大工事になりますね。なるほど・・・・

さてうまくいきますかねー・・・・。

60.jpgしばらく森をはなれていたケムケムのご帰還です。

「やぁ!くまうし、ナビチュウ。それにおじさんたちただいま」「それと、こちらのおチビちゃんたちはだれだい。」

ケムケムは、バッグをいっぱいにして帰って来ました。

ですがいつもの年より余計に時間がかかって大変だったようでした。

ケムケムが言うには、人間たちの住む街が少しづつきれいになってきているそうです。

だからケムケムが欲しかったものは、あまり落ちていなっかたそうです。

それで、あちこちさがしてこんなに遅くなったんだって!

四葉のクローバー

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くまうしたちは、ようやく静かな朝が取り戻せそうです。

勝負に負けたジャンゴジャンゴは、森の奥へと消えて行きました。

くまうしは、クローバーの上へ寝転がりウトウト・・・気持ちがいいです。

クローバーを一つ摘むとそれは、四葉でした。

なんかいい事あるからしら・・・・

すると遠く方からケムケムが帰って来ました。

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果たし合い

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57.jpgここんところくまうしは、いい事がありません。

今日は、今日とで見張り台の下の方から

ジャンゴジャンゴの声で目が

覚めました。

ジャンゴジャンゴは、こう叫んでます。

「やい、くまうし!お前が飼ってるエゾモモンガの

兄弟を俺に食わせろ!!」ですって!!

するとくまうしは

「ジャンゴジャンゴ、明日にして!」って、答えました。

「明日!?」ジャンゴジャンゴは、明日くえるのか???・・・・・

慌ててくまうしが言い直します。

「おとといきやがれ!!」

するとジャンゴジャンゴが、「やい!くまうし、俺と勝負しろ!!」

まったくめんどくさい奴です。

しかたないのでくまうしは、ジャンゴジャンゴの話をしてやる事に・・・

なんでもジャンゴジャンゴの言う事では、勝負してくまうしに勝ったらエゾモモンガの2匹を食わせろ。

勝負に負けたら2度と2匹に近づかないと言う条件でした。

まんざら悪くない条件です。要するに勝負に勝てばいいのです。

くまうしは、勝負を受ける事に!

さぁ!勝負です。

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千年桜!

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56.jpgくまうしは、夢中で走りました。とにかく一刻も早く逃げたかったのです。

走って、走ってここで来れば安心と言う所まで走りました。

着いたそこは、千年桜が満開に咲いた吉野のしだれ桜の木の下でした。

あたりは、とってもいい香りがします。走って逃げて来た事など吹っ飛ぶくらいにいいにおいがしました。

 

光る目

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くまうしたちは、何者かが立ち去った後、しばらくは動くことが出来ずビクビクしていました。

が、どんな時でも空腹には、勝てません。

4匹は、辺りを警戒しながら見張り台へ帰り空腹を満たすと眠りの中へ落ちて行きました。

次の日、日の出とともに目覚めた4匹は、昨日のことなどすっかり忘れていました。

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くまうしの 1日は、水くみからはじまります。

いつものように泉に水くみへ。

最近は、苦手な水くみも

おとものお陰で楽しくなりました。

くまうしは、泉につくと早速水をくみました。

そ して帰ろうとすると昨日と同じ

ぞくぞくと言う視線を背中に感じました。

くまうしは、気付かぬふりをして

見張り台のツリーハウスへ戻ろうと

足を進めましたが、後から視線がついてきます。

くまうしは、ものすごく怖かったのですが、勇気を振り絞って振り向きました。

すると、草むらの影からコチラを覗くギラリとした瞳とくまうしの目が合ってしまいました。

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くまうしは、またもビックリ!!

あわてて見張り台のツリーハウスまで

駆け出しました。

「わーっ!」「こわいーい!」

「たすけてーっ!」

くまうしは、また走ります。

それはものすごいスピードで、

今度は、頭の上のおともを落とさぬ様に

全力で夢中で走りました。

「わーっ、こわいーい!」

振り向くな!

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53.jpgくまうしとナビチュウ、ビビリにモモコは後から鋭い視線を感じていました。

先ほどは、ぞくぞくと言う感じでしたが今は違います。視線がピリピリに変ってきました。

何か、とてつもない何者かがこの森を狙っているような怖い視線です。

彼らは、怖くて動くことが出来ません。

その間、どれくらいたったでしょうか。ずいぶん長い時間がたったような感覚襲われていました。

くまうしもナビチュウもこんな経験ありません。

何者かが立ち去っても尚、しばらく余韻だけは、残っていました。

群れ!

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冬の間、山々を餌を求め点々と移動していた鹿の群れが森に帰ってきました。

でも、群れの様子は何かギクシャクしています。

数も少ないし、雄鹿はあたりを警戒して落ち着きがありません。

身体には、黒いはんてんがありました。秋口には、みんなの身体にはなかったものです。

果たして冬期間、彼らに何があったのでしょう。だれもわかりません。

それを聞こうにも群れの雰囲気がピリピリして近づくことすらできません。

ただ、さっきから遠くの方からこちらをのぞく

鋭い視線を感じて背中のあたりがぞくぞくしているのは、気のせいでしょうか。

うわさの正体!

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森でもっぱらのうわの奴の正体は、コケが犯人でした。

それは、朽ち果てた木に自生した “ホソバオキノゴケ” と言うコケがびっしり付き

それが光のかげんでうわさの奴に見てたのです。

住人たちは、犯人が分かって大笑い!!

まったく人騒がせな奴もいたもんです。

すると今度は、噂を流した犯人はだれだ!の犯人さがしです。

正体が分かっただから、別に探さなくてもいいじゃないですか。本当に困った面々です。


見えない恐怖。

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50.jpg正体が分かってもなお、森では恐怖が蔓延していました。

奴の姿を見たこない森の住人たちは、

うわさ話をうのみにし、やがてそれは森全体にひろがり収集がつかない状態でした。

森の番人アルタイルは、頭をかかえていました。

なにせ、相手は幻にせびれむなびれをくっ付けてどんどん大きくなる

うわさ話です。

ここの編で話の尾びれを断ち切らないと大変な事になってしまいます。

やがて住人たちは、恐怖に支配されたこの森を捨てて出ていってしまうに違いありません。

そうならないうちに手を打たねばならないのです。

果たしてこの森の危機は乗り切れるのでしょうか・・・

奴を見た!!

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49.jpg森の各地で奴を見たと言った噂が、あっという間に広まりました。

ですが、それはどれも確実に見たと言ったものではありませんでした。

だれかが遠くから奴らしき物影を見たと言うものばかりで、本物ではなかったのです。

それは、恐怖が森に蔓延し噂が噂を呼び

それが森のみんなに幻を見せているだけのものでした。

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