そしてチルビーの前に現れたのは、カラスのブラック!
「わっ!なんだ、お前。」と、チルビーは思わず叫んでしまいました。
それを見たアレクッは、言いました。
「こいつブラックじゃないか。カラスのブラック!!つながったんだ!つながったんだね。ボクたちの森と・・・」
「くまうし、ボクたち帰れるんだよ。珍獣の森へ。帰れるんだ!!」と、アレックは叫びました。
そして、帰れる事をよろこんだのでした。
それは、穴の遠くの方から聞こえて来たのでした。
「なんだ、ここは。真っ暗だ!何も見えないじゃないか。」
「やいお前!だれかいるのか??
マヨネーズ持ってるか?マヨネーズ!赤いキャップのマヨネーズ。
白は、だめだ!!白は。
赤だ。赤!! 赤いキャップのマヨネーズだ。マヨネーズ出せ!!」
「カァー」「カーッ」と、それはとても懐かしい声でした。
「マヨネーズって、なんだ!!」と、チルビーはつぶやいたのでした。
「やっぱり、何にも見えなし真っ暗だ。」と、チルビー。
「ほんとに真っ暗なの?・・・チルビー、ちゃんと覗いたの」と、ヘラジカのムーが言いました。
すると、チルビーは
「ムーも見ただろ、ちゃんと覗いたさぁ!。こうやって穴の中に顔を突っ込んで、覗いたじゃないか。
そしたら、中は真っ暗で何も見えなくて・・・・」と、チルビーが説明していると穴の向こうからなにやら
何かがやって来るようです。
それは、パタパタと言う音をたて穴の遠くの方からやって来るです。
「いったい何が見えるんだい」と、ヘラジカのムーが言うと
チルビーがこう言いました。「ムー!のぞいてみろよ。」
「チルビーこそのぞいて見なよ。」と、ムーが言います。
「バカ言え、こんなえたいの知れないもののぞけるか!」と、チルビーが言います。
「怖いんだね。チルビーは、怖いんだ。」と、ムーが言うと
「そんなことないさ!こんなの怖くないかないさ」と、言うと
チルビーは扉の前に立つと
そーっと顔を扉の中へと覗き込んだのでした。
みんながたわいもない話しをしながら、トビラの前へと集って来ました。
そして、「この姿を見るのは、久しぶりだの」と、ビックヘッドの長老が言います。
「長老は、前にも見た事があるのかい」と、ヘラジカのムーが尋ねると
「あるさ、シリウスが壊すまではここにもちゃんとあったのさ。」と、答えたでした。
「これが、あの噂の扉なんだ。」と、言いながら
皆もの珍しそうに扉を眺めていました。
「扉が開いたって!」と、言ってみんながぞろぞろやって来ました。
そして、それまで怖くて隠れていたベアーやジョーも。
みな興味心身で集ってきます。
「これが、トンネルなのか・・・」「怪獣の口みたいだなぁ〜」と、チャビス。
「チャビスさん、さっきから気になっていたんですけどーッ、どうしてチルビーじゃ〜あ、無いんです。」と、
北キツネのジョーが尋ねると、
ヘラジカのムーが血相を変えて「な、何!言ってんだ。チャビスは、チャビスさ!!」
「クックックッ、チャビスは、まだ小さかった頃、びびるとおしっこをすぐ漏らしたのさ!
だから、長老のビックヘッドたちは、チャビスのことをおしっこちびるでチルビーって呼ぶんだ。」と、ブルが
みんなにばらしてしまいました。
「なるほど、ボク・・・余計な事を聞いたみたいですね。」と、北キツネのジョーはすっかり青くなっていました。
「扉が、開いて良かったじゃないか。これで、君たち森へ帰れるんだろ!
あの、広い海を渡らなくすむじゃないか。なッ、チャビス」と、ムーが話しをそらしますが、
みんなは、クスクスと笑いをこらえ
チャビスは、したを向いて顔は真っ赤でした。
その場にいたみんなは、思わず「ひっ、開いた!」と、声をあげ
そしてジャンゴジャンゴが、「俺たち帰れるんだよなぁ〜」と、みんなの方を見て言うと
感激のあまりみんなは、その場に立ちすくみしばらくは、動けずにいました。

しばらくしてジャンゴジャンゴは、扉の上にあるあるものに気がつきました。
「あそこに何か、ある・・・。何か書いてあるぜ!」
「なぁ〜、あれ、何て書いてあるんだ」と、ジャンゴジャンゴはみんなに尋ねるのですが
文字を読めるものがいなく分かりません。
「なぁ〜、アレック!あれ、お前たち人間が使うやつだろう。
なぁ〜、なんて書いてあるんだ。」と、尋ねてみましたがアレックは
扉の開いた事で感激していて、しばらく何も聞けそうもありませんでした。
「旦那、 あやまっちまえよ!」
「そしたら、おいらたち森へ帰れるんだぜ! なぁ〜、そうしてくれよ。」
「シリウスの旦那、なぁ〜、そうしてくれよ」と、ジャンゴジャンゴが言いました。
何と無謀にもこの大陸で最も偉大な大陸の王者、シリウスにもため口で話すジャンゴジャンゴは、
怖いもの知らずのあきれたいかれイタチ。
でも、彼の言っている事は確かに正しい・・・・。
「どんなにえらくったてよ、悪い事したら謝らなくっちゃいけないよなぁ〜、旦那。
それが、上に立つもんの生き様ってもんだろ〜。」と、ジャンゴジャンゴは
得意になって話すのでした。
そして、シリウスが身体に似合わずものすごい小さな声で
『ゴメン・・・』と、言ったような言わなかったような・・・・声が森に広がりました。
すると扉は、大きな口を開けたのでした。
「そりゃぁ、扉を壊した本人が謝れば、いいんじゃない。」と、くまうしがシリウスの方を見ていいました。
「そうだよね。壊したのは、シリウスだもんねーッ!」と、アレックもシリウスを見つめます。
「やっぱりそうだよなぁ。シリウスさん・・・・」と、ジャンゴジャンゴも視線をなげると
シリウスは、大きな巨体を小さく丸め、ものすごく後ろめたい表情でこの場を去ろうとしてしていました。
「どちらへお帰りですか。」と、みんなが尋ねるとシリウスは、
「チョッと、森の様子をパトロールしようと思って・・・・」と、小さな声で答えたのでした。

